正直、クタクタです。
お気づきの方がいらっしゃると思いますが、1つ乗り忘れています。甚兵衛渡船です。
気がついたのは、このずっと後になります。
またの機会にしたいと思います。
西九条の駅に来ました。
昭和のおじさんには「大和西大寺」は、何度見ても見慣れないのです。
神戸三宮バスターミナルで、大分迷いました。しかも出発時間を間違えて、ハラハラしました。
バスターミナルで「フェリー連絡バスはどこ?」と聞いたら、「連絡バスではないけど、舞鶴行きは目の前に停まっていますよ」と言われました。新日本海フェリーについてなにも予習していませんでした。
舞鶴行きのバスは、京都交通バスがフェリーに合わせて1便だけフェリーターミナルに入る定期路線バスでした。
しかも3列シートの豪華仕様。
私はバスとのセットで10,500円という格安切符で乗船します。
神戸の有料道路を乗り継いで、舞鶴港に到着。
同業者は3人いました。
長旅に備え、1Lのお茶、カップ麺、ナゲット、弁当、パン2つと無菌パックご飯を持って乗船します。
本日の小樽行きは「はまなす」。
新日本海フェリーは運行ダイヤがタイトで、21:15着→23:50発なので、22:10に着くバスでは乗船開始前に着いてしまいます。
掃除のおばさんたちが出てきたのは23時過ぎ。それからの乗船です。
時間が時間なので、とりあえず夕飯を食べてデッキへ出て見ました。
舞鶴の街はゆっくり見たことがないのですが、バスで見たところ自衛隊の影が見え隠れして人影もまばらでした。
時間が悪かったのでしょう。
エントランスは、どこも似たり寄ったりですね。
階段の配置で行ったり来たり、右舷と左舷を間違えたりします。
意外にも1時半にはお風呂を閉じるらしく、早めに頂くことにしました。
湯船が揺れていないので、まだ出港前だったのでしょうか。
迂闊にも今回のお部屋の写真を撮り忘れていました。
ツーリストAという2段ベッドの1つのベッドを占有できます。
バスセットはバスの予約をしなければならないので、前もって船内のベッド位置まで予約が可能です。
ただ安いチケットなのか、システムの都合なのか、数ある部屋の中の1部屋から、下段のベッドだけ選べました。
部屋に窓があるようだったので、一番窓の近いベッドを選びました。ベッドから外が見える位置でした。
夜中に目が覚めて、どの辺だろうかと携帯を見ましたが、数時間前から既に無電波地帯に入っていました。
外を見たら、いか釣り漁船の群れが見えました。
漆黒の闇に煌々と光る明かりは、昼間と思わぬばかりに明るかったです。
エントランスに行ってみたら、石川県の小松沖を航行していました。
一寝入りして、9時頃に朝食のパンを噛ってデッキに出てみます。曇天模様ですが、真一直線に続く航跡は素敵です。
初めての日本海航路です。
もう少し陸側を航行すると思っていましたが、意外にも最短で北海道に向かうのですね。
やることがありません。
読書ぐらいでしょうか。あいにくそんな趣味がないので、考えが及びませんでした。せめて電波のある内に電子書籍でもダウンロードしておけば良かったです。
急に炭酸が飲みたくなり、お土産ついでに名物ガラナを買ってきました。
北海道に敬意を払って買ったのですが、北海道の皆さま、ごめんなさい。あまり口に合いません。
無通信状態が続き、ただ寝るしかありません。
何度寝落ちしたでしょうか。気がつけば夕方になっていました。
どこだろうかと窓際に携帯を持ち込んだら、なんとか通信できそうな感じでした。
それから30分程で、焼尻島が見えて通信できるようになりました。
写真はその30分後に見え始めた奥尻島。
船からも海岸縁の住宅が見えました。
実は本日誕生日。
祝って欲しい歳ではないけど、誕生日のほとんどを海上にいたことになります。
携帯の電波を捕らえた瞬間のDMの連続。
少々忘れがたい誕生日となりました。
20時過ぎに船長からの着岸予定の放送が入り、20:45定刻に小樽港に到着。
カップ麺は給湯室でお湯を頂くことはできましたが、無菌パックご飯は電子レンジもなく、持ち帰る事になりました。
着岸しても時間があるだろうと思い、お手洗いに行きつつ、のんびりとエントランスに向かいました。
下船時に船員スタッフが「徒歩8名完了です」と言っています。
すると、ボーディングブリッジ出口に掃除隊が入れ替わり入っていきました。
どうやら私が最後の1人だったようです。
約3時間で再び出港となり、お忙しいのはわかりますが、私のベッドには歯ブラシが落ちていたり、毛が落ちていたりと結構汚かったです。
船も年期が入っていますが、Wi-Fiもなく、衛星テレビの放映もなく、風呂も早々に閉まってしまうし、早めの乗船開始もない。
ダイヤ上、仕方のないことですが、ちょっと残念な航路でした。
ただただ景色を見たり、寝転んで本を読んだり。
まあ、電波のない生活をするには、最高の場所ですね。
最初は、その様な事を期待してこの航路を選んだのですが、無いと不便なことってありますよね。
橋と船と端っこと。
好きなものをただ載せています。
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