プチ日本一周 船の旅⑤

松山観光港に到着。
次は今夜の宿となる「オレンジフェリー」を目指します。
観光港から右手に海を見ながら、歩道のない道路を10分ちょっと歩いて、伊予鉄 高浜駅に到着します。
正面に離島に向かう船が発着する高浜港があるので、連絡駅の役割だったのでしょうか。
良い眺めです。
車道まで屋根が続いているのは、港から行き来する人を迎えるためでしょう。
「伊予鉄高浜駅」の端っこです。
ホームから少し先まで線路が続き、その先に人の生活か見えます。
離島連絡駅という使命を知れば、無念さではなく「達成感」すら感じられます。
港連絡の使命が薄れつつ、この先を進むことはないとしても、山の向こうにある今の時代を見つめているような気がしました。
高浜を出てしばらくは海を眺める所を通りますが、すぐに家々が隙間を通るような場所を走ります。
高浜駅から乗車したのは、船から乗り継いだ私だけでしたが、徐々に学生やらおじさんやら、生活感のあるお客が席を埋めていきます。地元の足というものですね。
大手町駅で降りました。
JR松山駅最寄りなので降りましたのですが、名前の通り、生活感ある人は、そのまま乗り通してほとんど降りませんでした。
駅を出ると、路面電車が線路を横断する踏み切りがありました。
ダイヤモンドクロスという線路が特徴で、聞きなれない面白い通過音がします。へそ曲がりな私は架線を見ます。
電車と路面電車では、走る電気の大きさが違うのでその仕掛けが面白いのです。
JR松山駅からオレンジフェリー連絡バスに乗ります。
要予約なので、フェリーに乗る人が居なければ運休になると思われます。今回は3人いました。
東予(東温市)と大阪のオレンジフェリー大阪航路に乗ります。
2018年に全2船が新造船になり、いつ乗っても綺麗だと期待していました。やはり今時の新造船です。綺麗です。
10時間程度の距離なので、船室のランクはあまりあありません。
私は貧乏性なので、夜行の場合はいつもベッドがある最低ランクに乗りますが、オレンジフェリーには桟敷席はなく、全て個室になっています。
個室部屋の入り口です。
完全な個室です。
これが最低ランクの2等です。すばらしいです。
瀬戸内は携帯の電波も入りますが、鉄で出来ているため船内奥までは、入らないことがあります。Wi-Fi完備の船もありますが、Wi-Fiが後付けのため奥まではいってこないこともありました。
オレンジおおさかは、部屋の中でネットができることを確認して、外に出て見ました。
出港が22時なので、簡単に夜景を見て早速お風呂を頂くことにします。
出港時は暗くなってしまったので、朝方にデッキに出て見ました。神戸の町並みでしょうか?
6時着岸ですが、サービス旺盛なオレンジフェリーさんは8時まで船内に居られます。
居られるどころではなく、船長から7時半まで食べられる朝食のお誘いがあります。
8時近くまで良い部屋で過ごしました。
ランプウェイも二層で出入りができるんですね。
この週は、1船がドックに入っているため、大阪出港便が数日間運休になっていました。
四国発は毎日運行していたため、大阪発は貨物だけで、1日で往復するダイヤになっていました。
8時頃に下船すると忙しなくトレーラーを出し入れしていました。昼前には出港するのでしょう。
それでも通常通り8時まで乗船させてもらえて、とてもありがたいです。

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