駿河湾フェリーの旅

住んでいる場所では、駿河湾フェリーに乗る機会がありません。その機会が無いまま、今になって不穏なニュースがちらほら。乗っておかなきゃと清水に向かいました。
寄り道です。
久能山。歴史が疎いので正面のみで失礼します。
久能山に来た目的は、この久能山ロープウェイです。
東静岡駅からバスに乗ります。
女子大生と途中まで一緒に日本平まで行きます。女子大生とは山の入口まで。
その後は、うっそうと繁った木々の中をうねうねと登っていきます。
登り切った所にあるロープウェイ乗り場。
ロープウェイ乗り場は、ロープウェイを見上げるものと先入観を持っていた私は全くダメです。
今まで登って来たのだから当然なのですが、ここのロープウェイは下ります。
日本平から清水シャトルという臨時バスで清水港に来ました。
清水港は駅前に江尻港と言うのができた様ですが、ここは日の出港。清水港クルージングに乗船します。
2階のテーブル席を確保して、清水湾を一周しました。商業港なので、暗いイメージは無く、よく知っている企業名が書いてある施設を見ます。
室内座席なので全貌を一気に見ることは出来ませんが、清水の街並み、清水湾口、三保半島と海からの眺めが次々と続きます。

駿河湾フェリーの連絡バスが出ているので、一旦、清水駅に戻って昼食を取りました。
結果を言いますと、昼飯に迷っている間に時間を使ってしまい、連絡バスには乗り遅れるのです。
路線バスで近くまで来て、走ります。
清水駅からは意外とかかります。
裏口の様な入口から受付に向かい、船とご対面です。
乗船用駐車も意外と広くなく、その隅を仕切った歩道を進みます。
徒歩乗船用のブリッジは無く、船首を開けた車両通路から乗り込みます。
船名は「富士」と言うのですね。
清水から伊豆半島の土肥まで1日4往復をこの船1ぱいでこなします。
甲板に出ると、雨のカーテンの隙間から富士山が見えてきました。
興津の海岸線から富士川の河口部でしょうか。陸線が途切れ途切れ見えて、色々な半島の様に見えます。
桟敷席を占拠して2時間で土肥港に到着です。
元々小さな港に、船首を接岸するので港から突き出た簡易な桟橋に船腹を繋げます。
荒天でなければ、綱取がここまで来ることは無さそうです。荒天でも耐えられる様な施設に見えませんが。
のんびり車両甲板に下りて行くと既に下船が終わっていました。
車両通路の横を歩き、バス停で時間を確認すると、この船に接続するバスは無いそうです。
仕方なく、土肥港受付に向かうと「乗りますか?」と聞かれました。他に行くところもないので、折り返す旨を伝えたら、急いで受付済ませてほしいとのこと。
受付を済ますと既に乗船完了しており、バスのラッシングを待ってランプを閉めるところでした。
そうでした。この船4往復するのでした。休んでいる暇はありません。
帰りは、桟敷席で大の字になって寝てきました。
清水港下船時のランプから富士山が見送ってくれました。

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