岩手県宮古市に北海道室蘭との間にフェリーが就航しました。
縁のある宮古にフェリーが就航したのであれば、必乗と思っていましたが、今まで機会が無いまま、利用者低迷により3月までで休航と決まりました。
折しも前年から始まっていた利用促進策の割引の最中であったため、惜別乗船をすることとしました。
室蘭~宮古航路は室蘭行きが昼行、宮古行きが夜行になります。所要約10時間。
迷わずに宮古行きに乗船します。
まずは新幹線で北海道に向かいます。
何度も青函トンネルは通っています。トンネル入口にも何度も行っていますが、新幹線で行くのは初めてです。
↑2016年9月の写真
2016年9月に青函トンネル入口に来ています。
盛岡や青森には頻繁に来ていましたが、建設時から指をくわえて見ているだけで、乗ったことがありませんでした。
指をくわえて見ていたところを車内から見ながら、函館北斗駅に到着です。やはり新幹線は快適です。
まずは、函館に寄り道をしました。
アクセスライナーで函館に向かいます。
函館の有名なファーストフード店に初訪問。
名物のチキンバーガーのセットを持ち帰ります。
函館のセイコマートでお弁当を探しましたが、見つからず、北斗駅でハンバーガーを片して特急に乗ってしまいました。
東室蘭まで一気に移動です。
久々の国鉄車。心踊りました。
室蘭駅からコンビニに寄りつつ室蘭港へ。
1月だと言うのに、雪は無く、カチンコチンの道路を歩いて30分位で着きました。
新しく綺麗な室蘭港ターミナルで受付をしてきっぷを受けとりました。
乗船名簿を書いている時に契約の運送屋さんでしょうか、「今日は2台ですね」という会話を聞きました。
外には、トラックが8台。
私の前の人が徒歩乗船の手続きを行っていました。
乗船待合室には、老夫婦2人と赤ちゃんを連れた母親が1人。
今日の乗船はこれがすべてと思われます。
室蘭港を20時50分に出港です。
別途料金を払ってベッドを確保していました。
そこに荷物を置いて、甲板に出るとランプが上がる前から、ターミナルの電気が消えていました。あと3分で出港かなという思っていると、すでに岸壁から離れていました。
やはり、乗客は多くなかった様子。
室蘭湾の出口「白鳥大橋」を潜って噴火湾を南下します。
室蘭の明かりが見えなくなった頃、さすがに寒くて退散。
飲食スペースで、コンビニで買ったお弁当とスープを食します。
船内はレストラン営業はしておらず、自販機で軽食が取れます。給湯室には、電子レンジもあり買ってきたお弁当を暖めました。
航海中はお風呂がいつでも入ることができ、食事後に頂きました。案の定、誰も居らず、大きめの湯船に1人で揺れていました。
6時過ぎに目を覚まし甲板に出ると、三陸の海岸線が朝焼けに照らされていました。
左舷に移動。
閉伊崎が見えてきました。その先は宮古湾になります。
宮古港FTに定刻7時55分のところ、10分程早着。
おそらくこの後2ヶ月の間に再訪の可能性はないので、この景色は暫くお預けです。
21時前に出て、8時前に到着。旅の宿泊としては最高の時間帯でした。徒歩乗船の場合は、盛岡に出るか、釜石経由で東北筋にでるか、石巻まで行くか、ここからが問題です。
私は、しばらくターミナルを見学した後、歩いて磯鶏駅へ。
台風被害の臨時ダイヤのお陰で、9時前の三陸鉄道で宮古駅へ向かい、山田線で盛岡に出ることにしました。
橋と船と端っこと。
好きなものをただ載せています。
0コメント